人間はなぜ悩むのかを考えてみる
なぜか、毎日のように、何かしらのことで悩んでいる。
目の前に転がっている悩みから将来の悩みまで、数え上げたらキリがない。
いつしか、せっかくの人生を悩みすぎてばかりいるのはもったいない、と思うようになっていった。
そもそも、悩みっていったい何なんだろう。
何となく分かることは、選択肢があって同等の価値があり、どちらかに決められない状態、もしくは選びたくないほうを選ばなければならなくて躊躇している状態だと思う。
あとは、何かしらの問題があって解決策が思い浮かばないとき……。
そして、いちばん悩むのは嫌なこと、やりたくないことを選択しなければならない状態であり、なんとかして回避できないかと頭の中で葛藤している時である。
その悩みを解消する方法といえば、考え方を変えるだの、勇気を出すだの、取り敢えずやってみるだの、その程度しかない。
はぁ……なんか、ねぇ……。
諺には「当たって砕けろ」なんてのもあるけど、砕けたくないから悩んでいるのに……。
あっ、あとは誰かに相談するとか、かな。
相談する相手はちゃんと選ばないと……上から目線の人間には間違っても相談しないこと。
ろくな答えが返ってこないので時間の無駄である。
そんなどうしようもない人間以外だったら相談する相手は誰でもいいと思う。
そうやってなんとか悩みを解決したとしても、すぐに次の悩みがやってくる。
ということは、人間は生きている限り悩みからは解放されないことになる。
なぜなら、全ての悩みは人間がよりよく生きたいという欲望が根底にあるからである。
人間関係も同じで、他人より優位な状態を保たなければ生きていくのに支障があるかもしれないという思いから、人間関係の悩みが生まれてくると思う。
なので、悩まないようにしても悩んでしまうので、どうしようもない。
どうしようもないことはどうしようもないので、潔く諦める。
諦めて選択肢なんてないことにする。
例えば、生きるか死ぬかで悩んでしまったら、どうせいつか必ず死ぬんだからそれまでは何があっても生きる、でいいと思う。
いつか必ずやってくる事柄を前倒ししてまで悩むのはなんかもったいないような気がするから……。
人生は苦しいのが当たり前、楽をしようと考えるから悩みが発生する。
そう思えるようになってからは余計な選択肢のために悩むことが減ったような気がする。
やる気を出して一生懸命に生きていく、あとは、その時が来たら諦めて受け入れる。
必ず終わりが来る人生に執着しすぎても何にもならないので、「ありのままに生きる」を目指していきたい。
イラスト saisai
投稿:2022.1.5 水曜日