投稿

9月, 2022の投稿を表示しています

気分を良くして前向きに生きる

イメージ
毎日変化するもののひとつに、心の状態、つまり気分がある。 この気分は、体調や環境、過去や未来のことを考えている時、さらには目の前にいる人間の言動ひとつでも変化してしまう……このように非常に厄介なものである。 この気分の厄介なところは、仮に同じような物事を考えたり思い出したりしたとしても、その時の気分の良し悪しで、その物事の捉え方が異なってしまうことである。 気分が良ければプラス思考になり、過去の失敗や嫌な出来事を糧にして未来に希望を託そうとする。 しかし、気分が悪ければマイナス思考になり、過去の失敗や嫌な出来事に縛られ未来を不安で包んでしまう。 気分が良ければポジティブになり、やる気が湧いていろんなことに挑戦したくなるが、気分が悪ければネガティブになり、やる気を失い、行動が制限されてしまう。 これは日常生活にも支障をきたしてしまうし、なによりもやる気が喪失するのは大問題である。 せっかくの人生なんだから、良い気分の状態を毎日持続して、有意義な時間を過ごしていきたいと思う。 しかし、この気分の厄介なところは自分でコントロールするのが難しいことである……でも、意識して変えていくことはできるはずである。 それにはまず、自分の気分は自分でなんとかするように意識する、なるべく毎日の気分をフラットな状態か、あるいは良い状態に保つよう心がける。 体調が原因で気分がすぐれないと思うなら規則正しい生活を心がけたり、体調管理を意識して生活する。 早寝早起きで充分な睡眠を取ったり、暴飲暴食を控えるなどして体に負荷をかけないことを心がける。 環境が原因で気分がすぐれないと思うなら環境を整えたり、変えたりする。 職場なら気分を害する人間とは距離を取る、もしくは転職するなどを考慮する。 人間関係が原因で心を病んでしまうと気分をコントロールするのはかなり難しくなってしまう。 不安や悩みが原因で気分がすぐれないと思うなら本を読んで先人の知恵を借りたり、信頼できる人間に相談したりする。 そうやって上手く気分をコントロールしてプラス思考を維持できれば、やる気がでて有意義な人生を送れる

幸せの本質~生命維持と満足感の関係

イメージ
幸せの感じ方は人それぞれ違うと思うが、その根底には、生命を維持するために必要な基本的欲求があると思う。 人間が幸福を感じる瞬間の多くは、実はこの基本的欲求が満たされたときに訪れるのである。 例えば、人間の体はその大部分が水分で構成されており、水分が不足すると、喉の渇きとして体から信号が送られる。 この状態で水を飲むと、ただその行為だけで深い幸福感を得られる。 これは、我々の体が生命維持に直結するニーズに敏感に反応し、そのニーズが満たされたときに強い安堵感と幸福感を感じるようにできているからである。 食事も同様に、我々にとって大きな幸せをもたらす要素である。 日々の食事ではそのありがたみを感じることが少ないかもしれないが、空腹時や長い間食べられなかった後に食事をとると、その一口がとてつもない満足感をもたらす。 これは、体がエネルギーを必要とし、その供給が不足することで危機感を覚えるためである。 この危機が解消される瞬間、我々は「生きている」という実感と共に、深い幸福感を得る。 さらに、体温調節も幸福感に大きく影響する。 暑い日に涼しい場所に移動した時や、寒い日に温かい場所に入った時、我々は強い安堵感と共に幸福感を感じる。 これもまた、生命を維持するために体が快適な状態を保つことが重要であり、そのバランスが取れた時に感じる幸福感である。 こうして考えると、我々が日常生活で感じる幸福の多くは、生命維持のために必要な基本的欲求が満たされた時に生じるものであり、これが幸福の本質だと思う。 しかし、これらの基本的欲求が満たされると、我々は次第にその状態を当たり前のものと感じ始め、さらなる欲求を求めてしまう。 物や達成感、自由といった幸福感は、身体的な欲求を越えたものを手に入れることで幸福を感じることもあるが、こうした幸福感は一時的なものであり、時間が経つと覚めてしまうことが多いのも事実である。 このような幸福の一時性や冷めやすさを理解した上