気に入った格言をアレンジして人生の役に立てる

アレンジした格言をこれから書く巻物




人間関係の悩みはいつの時代でも存在する。

人間が存在する限り、けっして無くならない。

そして、人生は苦難の連続である。

そうやって苦労した先人達が人生の道標として、少しでも生きやすくなるように素晴らしい格言を世に残してくれた。

その格言の中でも、いちばんしっくりきてその通りだと感じ、人生の糧になって自身の成長を促してくれたのが「正範語録」という格言だった。

自身の座右の銘にしたいと思うほど素晴らしい格言である。


「正範語録」


実力の差は努力の差

実績の差は責任感の差

人格の差は苦労の差

判断力の差は情報の差


真剣だと知恵が出る

中途半端だと愚痴が出る

いい加減だと言い訳ばかり


本気でするから大抵のことはできる

本気でするから何でも面白い

本気でしているから誰かが助けてくれる


解釈は人それぞれだが、ちょっと違うと感じるところがあるので、違和感があるところは勝手にアレンジを加え、自身の人生に役立つ格言に進化させることにした。


行目の実力の差は努力の差とは、努力をした人間とたいした努力をしていない人間では実力に大きな差が出てしまう事を指している。

そして世の中にはたいした努力もしないで口先だけ一人前のどうしようもない人間が少なからず存在している。

いっしょにいる時間が長いと、こちらの足を引っ張ってしまう存在になり、自身が成長する機会まで失ってしまう可能性もあるので注意が必要。

そういう人間は勝手に自滅するので、かかわらないようにするのが無難である。

実力とは何事もコツコツと積み上げていき自分のものにするもの、自分だけのものになるものだと思う。

そして、ゆるぎないものにすれば自信にもつながる。

行目の実績の差は責任感の差とは、何事も責任感を持って物事に携われば実績はついてくる事を指している。

世の中にはすべて誰かのせいにしたり、ごまかしたりする無責任で卑怯な人間がたくさんいる。

自分が知る限りでは実績なんて残していない。

なにごとも誠実にこなしていけば実績も残るし自信もつくと思う。

行目の人格の差は苦労の差とは、苦労した人間ほど人間としての器が大きい事を指している。

中途半端な苦労をした中途半端な人間の器はゆがんでいる。

なので近くにいるだけで自らの器も影響を受けてゆがんでしまうので注意が必要。

尊敬できる器の大きい人間がいれば、指標にして自らの人生の糧にするのもいいと思う。

行目の判断力の差は情報の差とは、なんかチョット違う気がするので、判断力の差は経験の差ということに変更している。

情報がいくらあっても、それを処理して判断するには経験が必要だと思う。

いるんだよな~経験不足なのに知ったかぶりして、まともな判断ができない人間が……。

おっと、自分もそうならないように注意しないと。

1行目から4行目までは他人との比較になっていて、なにかをやった分だけ顕著に違いが表れるという分かりやすいたとえ。


行目の真剣だと知恵が出るとは、物事に集中していればその事柄に対しての改善点が思い浮かぶ事を指している。

たまにしか改善点が思い浮かばないので真剣さが足りてないのかもしれない。

行目の中途半端だと愚痴が出るとは、愚痴ばかり言っている人間は中途半端に物事に携わっている事を指している。

何処にでもいるから困る。

自分も愚痴が出そうになったときは中途半端に携わっているかもしれないので注意している。

行目のいい加減だと言い訳ばかりとは、言い訳ばかりを考えているからいい加減なことしかできないことを指している。

これは6行目とたいして変わらない内容。

これも何処にでもいるが、そうじゃない人間もたまにいる。

愚痴と言い訳をしない人間からは学びが多い。

5行目から7行目までは、本当にそう思うことばかり。


行目の本気でするから大抵のことはできるの、本気でを楽しみながらに変えてみた。

楽しみながらすれば大抵のことはできると思う。

いや、なんでも楽しみながらするべきである。

行目の本気でするから何でも面白いとは、これも本気でを楽しみながらに変える。

楽しいから面白いのは当たり前。

10行目の本気でしているから誰かが助けてくれるとは、これも本気でを楽しみながらに変え、さらに誰かが助けてくれるを、みんなが集り助け合えるに変えてみた。

機嫌が悪く、つまらなそうにしてる人間には誰も寄り付かない。

機嫌良く楽しそうにしているとみんな集まってきて助け合えるようになる。

それこそが人間関係を良好にする術だとも思う。

8行目から10行目までは変えてしまったところが多かったが、自分がしっくりくるように変えてみて、納得できればそれでいいと思う。


武田信玄の格言だと思っていたのだが、調べてみると作者が不明という説もあるし、渡辺勇治という人物が、それまでにあったいろいろな格言をつなぎ合わせ、ひとつにまとめて出来上がった格言だとも言われている。

この格言のことがなんだか分かんなくなってきた……。

でも、いい格言なのは変わりないので作者は気にしないでおこうと思う。

世の中にはチョットでも気に入らないところがあると、すべてを否定してしまう人間がいる。

どんなことでもよく観察していいところを見つける。

それを抽出して受け入れたり、手を加えたりして納得できるものに進化させる。

そうやって柔軟な思考になれば人間関係にも良い影響を及ぼすかもしれない。

さらに、やる気も出るかも。

なので「正範語録」という素晴らしい格言にアレンジを加え、いつも心のどこかに大切に置いておき、律したり戒めたり、さらには糧にして成長するために一生使っていける格言だと思う。





イラスト:「イラストAC」普通人

投稿:2021.8.15 日曜日

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