やる気が出るイメージによりめんどくさいを無くす
はぁ~、なんかめんどくさいっていうもやもやした気分のせいでやる気が湧かないんだけど……。
👀「えっ、めんどくさいって考えちゃうから、気分までもやもやしてきてやる気が湧かなくなっちゃうんじゃないの」
このままじゃずぼらな人間になってしまう、何とかやる気が湧いてくる方法を考えないと。
👀「やる気が湧いてくる方法を考えるのもめんどくさいって思っているくせに、まったく、どうしようもない人間だね」
な、なんて失礼なことを、めんどくさいは人間に必要な感情であり、生まれた時から誰にでも標準装備されている本能だ、きっとそうだ、絶対そうだ……と思う。
👀「はぁ?そんなに意地にならなくても」
めんどくさいを克服する、それは人類が抱える最大の悩みであり人類に与えられた最高の試練、そして……究極の難題である。
👀「難題?そんなに難しいの、だったらちゃんと考えないと」
だって、考えるのもめんどくさいんだもん。
👀「やっぱり、どうしようもないなぁ~」
それでも、やらなくちゃいけないと思うことが山ほどあるんだけど、ぜんぜんやる気が出ない、そもそも……やる気ってなんなんだろう。
👀「やる気っていうのは動機とかモチベーションとかって言われていて人間が何かをしようとするときの気持ちのことだよ」
気持ちか~、そろそろ行動しないと大変なことになるし、しょうがない、めんどくさいがなくなって、なおかつやる気が湧いてくる方法を考えてみるよ」
👀「やっぱり考えるの?」
楽しいことはやる気が出るけどつまんないことはめんどくさい
やりたいと思ったことは行動に移るまでに、めんどくさいという感情が湧かないことに気づいた。
やりたいと思ったことは直ぐにでもやりたくなるのに、やりたくないと思ったことはめんどくさいと感じてしまう。
そして、やりたいと思ったことは楽しくてわくわくして居ても立っても居られないことで、やりたくないことはもやもやした気分のせいでつまらないことだと思ってしまっている。
ということは、つまらないと思っている事柄の結果や結末を良いイメージにして、楽しいと感じるように変えていければいいのかもしれない。
う~ん……ただ単に楽しいと感じさせるには無理な事柄もあるけど。
なので、やり遂げた後に何かしらの意義があることと上手く関連付けしていき、プラスになるようにイメージする。
たぶんこんな感じにイメージするといいかもしれない。
【安心】
行動を起こさなければ心配したり悩んだりしてしまう不安要素を明確に思い浮かべ、解決すれば心のもやもやがなくなって澄みきっている状態をイメージする。
解決した後の澄みきった心で趣味などに没頭しているイメージでもいいかもしれない。
【成長】
目標を細分化して小さな目標が積みあがっていき、どんどん自らのレベルが上がっていく状態をイメージする。
大した成果が上がらなくても、昨日よりも今日のレベルのほうが高くなっているというプラスのイメージでモチベーションを維持する。
【成功】
上手くいって自慢している、もしくは褒められて鼻高々になって承認欲求に満たされた状態をイメージする。
自分で勝手に他人から凄いと思われている、自分で自分は凄いと思い込むイメージでもいいかもしれない。
【満足】
すでに欲しいものが手に入っている状態をイメージする。
ご褒美の設定が必要。
【幸福】
このイメージができるようになるとめんどくさいがなくなるような気がする。
あらゆる事柄に感謝できるようになるのでやる気しか湧いてこないのでは……。
この域に達するのが目標である。
まずは生きていて世界を認識できていることに感謝するイメージから始めてみる。
結局、これしかないと思う……悪いイメージのままいやいややるとつまらないし結果も悪くなる可能性がある。
それにプラスのイメージはめんどくさいというもやもやした気分を変えるためなので、自分の都合のいい解釈とか願望とかでも気分さえ良くなれば自然とやる気が発生する手助けにはなる。
いろんな場面で使い分け、つねに思い出して習慣化する。
体調と相談して無理なくこなすことができれば、いずれめんどくさいを克服する日がくるかもしれない。
よ~し!考え方を変えて今日から行動することにした。
👀「もう夕方なんだけど」
ご褒美の設定をしてやる気になるイメージを膨らませる
それでも体が動かないときは目の前にご褒美をぶら下げてみる。
プラスのイメージにご褒美というものを追加すれば、さらにやる気が湧いてくるはずである。
やり終わったら美味しいものを食べに行くとか、達成したら欲しかった物を買うとか、何でもいいので自分にご褒美を与える。
~ご褒美を設定する~
自分だったら自分の欲求が何なのかわかるので導入しやすいし目的がはっきりする。
ご褒美をイメージしながら突き進む。
やった行動に対して何を対価にするかを設定するのは難しいが、困難で時間がかかるものほど高価なものにする。
例えば、半年の期間内で頑張ってやる気を出さなければならない事柄に対しては、ボーナスを利用したり貯金を使ったりして高価な報酬を設定してみる。
そして目標を達成したなら必ず自分にご褒美を与える。
ただ欲しくなったからってすぐ買うよりは断然いいと思う。
👀「このまえ衝動買いしてたくせに」
なんでもキッチリこなそうとするとめんどくさく感じる
キッチリこなして完璧にしよう、と考えていろんなことを想像してしまうと始めるのがめんどくさいという状態になってしまう。
自分がそうである、こだわりたいという思いもやる気につながるが、あまり考えすぎるとだんだんめんどくさいな~と感じてくる。
そしていつしか手つかずの状態になってしまい、さらにやる気が失せてしまう。
その物事の全体を大雑把に把握して、細かい所はやり始めてから都度気づいたときにする。
目標を細分化するというのはよく聞く話が、小さいながらも達成感があれば継続していけると思う。
ロールプレイングゲームなどはキャラクター達にチョットした負荷を与えたり、シナリオ間に中ボスを設けたりしてレベルアップを促し、プレイヤーに強くなったという達成感を要所要所で与え、継続させながらラストボスまで導いている。
自分がどれぐらいの負荷だったらほどよい達成感が得られて継続できるか、ハマったことがあるゲームなどを参考にしてみるのも目安になると思う。
ていうかもう人生をゲーム化しても良いのかもしれない。
リセットできない究極のゲーム……それが人生。
とにかく、余計なことを考え始める前に始動する習慣を身につける。
手を付けなければ何も始まらない。
👀「習慣化までの道のりは長い」
無理やり手をつけてやる気を引き出すという愚策
世の中に出まわっている「行動すればやる気が出る」とかっていうとんでもない方法なんだけど……。
めんどくさいという感情などをいっさい無視してとにかく手をつける、文章で書くと簡単そうに見えるが、これができないからみんな苦労しているってことを分かってない。
要は、最初はめんどくさいと思いながらも手を付けてしまえば、徐々にやる気が沸き起こってくるという作業興奮というものを利用するらしいけど……。
世の中にはそういうことができる人間もいるが、そういうことができない人間もいるからこそのやる気の出し方なのに、行動してからやる気が出るなんて話にもならない。
自分の場合、イメージもしないまま無理矢理手を付けたものは五分もしないうちにめんどくさいという状態になり、そのまま放り出してしまう。
行動する前にはちゃんとした良いイメージを構築してやる気を出し、作業中にも結果に対する良いイメージを膨らませ、やる気を継続している。
人間はそれぞれ違うので自分にあったやる気の出し方を見つけるのもいいと思う。
👀「やる気の出しかたってまだまだあるかも」
どうしてもやる気が出ないとき
どんなに頑張ってイメージしてもどうしようもないときもある。
やらなければ自らの命が脅かされること以外は柔軟に考えるようにする。
もしかしたら、体調の異常を知らせる警告がめんどくさいというシグナルとなって心から発せられているのかもしれない。
そんなときは寝るしかない。
究極のリセット方法は睡眠である。
究極リセット睡眠法は煩わしい人間関係でのめんどくさいにも使えるが、怒りがマックスで反芻なんて始まると効果は薄い、ていうか眠れなくなってしまう。
なんとかして違うことを考えて眠るようにする。
いや、何も考えないで眠るようにする。
良質な睡眠で心身ともにリフレッシュできれば自然とやる気になるイメージが湧き起こってくるかもしれない。
👀「リセットばかりしてなにもしなかったくせに」
はぁ~結局、めんどくさいを克服するには何とかしてやる気を出すしかないのかな~。
👀「まだ納得してないなんて」
人生がリセットできるゲームみたいだったら、もっとやる気が出るんだけど、今さらやる気を出したって。
👀「思い立ったが吉日ってこともあるし、あきらめたらそこで終わり」
そうなのかな?……そうかもしれない、だったら……。
👀「だったら?」
明日からやる気を出す。
👀「今日からやる気を出す!」
イラスト:「イラストAC」SUKEKKO
投稿:2021.1.1 金曜日