せっかくの人生だから何でも楽しんでみる
いったい何を楽しめばいいのか。
この世知辛い世の中で楽しみなんてあるんだろうか。
いつも自問自答しているが、たいした答えなど見つからない。
取り敢えず、欲求を満たしていくことが最優先のような気もする。
「食欲」「睡眠欲」「性欲」の三大欲求を満たしていく。
たぶんこれは当たり前のことだと思っているので楽しみには入らないと思う。
それじゃあ趣味を満喫する、時間はつぶせると思うが……。
それじゃあお金を貯める、老後は安心だと思うが……。
それじゃあやりたいと思った仕事につく、なんとなく近い気もする。
どれも楽しめるとは思うが、なんか違うような気がする。
人間関係に疲弊しないで、なんかもっと人生を楽しむ方法や考え方はないんだろうか。
でも、めんどくさい人間関係がある以上、人生を楽しむのは不可能に近い。
あらゆる欲求を満たしていっても満足できるのは一瞬である。
すぐに新しい不安や悩みでいっぱいになり、それを忘れるために欲求を満たしてごまかしている。
それが人間という生き物。
なんか……。
生きていることに焦点を当ててみる
この世に生まれてきた自分自身という存在は自分ひとりしかいない。
せっかく生を受けて今現在生きているのだから、生きていること自体を楽しんでみることはできないかを考えるようになっていった。
それには、何もかもが当たり前じゃない、ということに気づくこと。
生きていること自体が当たり前じゃないということに……。
たとえば、何気なしに見ていた景色も時間とともに変化している。
立ち止まって見ていると、せわしなく生きていたときには気づきもしなかったことを発見したりする。
いろんなことを見たり聞いたり味わったり触れてみたり感じてみたりして、新しい発見なんか見つけると、子供の頃の新鮮な気分を思い出してなんか楽しくなってくる。
いくつになったって世の中にはまだまだ知らないことがたくさんある。
大人になるといろんなことを決めつけてしまうので大切な何かを見逃してしまう。
そうならないように、せっかくの人生を何でも楽しむように心がけることにした。
まだまだいろんな発見をして人生を楽しみたいと思ったが、人間の寿命は限られている。
なので無駄にできる時間はない。
だから躊躇しないでいろんなことに挑戦してみる。
まいにちを新鮮な気分でいることが生きていることを楽しむこと。
それが人生を楽しむことだと思う。
イラスト:「イラストAC」がぶちゃん
投稿:2021.03.25 木曜日