儲け話しには乗らないように注意していること

スマホで儲け話を聞いて目を輝かせている女性




「楽して儲かる」……えっ、そんな仕事なんてこの世にあるのかな?。

「誰でもできる」「簡単」「短時間で高収入」……なんか、その仕事のことが気になってきた。

挙句の果てに「初期費用無し」……なんて言われたら、いてもたってもいられなくなってくる。

ネット等でそういう広告を見かけると「世の中には他人に儲けさせてくれる親切な人間もいるんだ~」と嬉しく感じてしまう。

だけど……「絶対に損はしない」とかって言われると、なんかその仕事の内容が怪しく感じてきてしまう。

お金に関することでリスクが無いなんてことは有り得ないので、絶対に儲かるなんて言われたらアウトだと判断するようにしている。

ていうか、儲け話を他人に進める時点でアウトのような気がするんだけど……。

なぜ他人に儲け話を進めるんだろう……。

調べるのもめんどくさいので発信者の立場になって考えてみることにする。

自分だったら儲け話を他人には話さないと思っているけど……。

思ってはいるけど、お金がたくさん入ってきたら気持ちが大きくなってしまい、自慢したくて居ても立っても居られなくなり、ついうっかり話してしまうかもしれない。

もう誰でもいいから凄いって言ってもらいたくてしょうがない状態、承認欲求の塊になる。

もしくは、いっしょにお金に困らない人生を歩むため、といって勧めてしまうかも。

しかしこれは自分が知っていて尚且つ信用できて信頼できる人間に対してのみのことである。

なので、ネットとかでよく見かける儲け話は、単なる自慢ではないし、見知らぬ人間にお金儲けをさせるだけとも思えない。

ということは、発信者が儲かるような「仕組み」みたいなものが完成しているからだと思う。

それが何なのかは分からないが、もしかしてフランチャイズのような仕組みかもしれない。

フランチャイズとはコンビニエンスストアなどで採用されている仕組みのことで、セブンイレブンの看板を掲げて店舗を運営するならば本社に毎月、高額なロイヤリティという権利を使用する対価を支払わなくてはならない。

対価を支払ったとして、それでも儲かっていればいいのだが、お客の数が限られている場合、同業者が増えれば増えるほど利益が分散してしまう。

例えば、一国一城の主になるため、退職金を元手に立地条件が良いところにコンビニエンスストアを開店したとする。

たくさんのお客が来て繁盛していたので安心して老後を迎えられると思っていた。

しかし、数年後にライバル店舗が近くに開店、お客は分散しカニバリゼーション(共食い状態)が発生してしまう。

そうやって利益が上がらなくなり経営が悪化、店を続けられなくなり閉鎖、そして空き店舗になったコンビニエンスストアをけっこう見かけてきた。

なので、誰もやらないから儲かっていた可能性がある儲け話も、参入者が多くなった時点、分かりやすく言うとネットで出回っているものにみんなで飛びついてしまったら、たいした利益にならない可能性がある、そんな気がする。

宝くじのロト関係(ロト7・ロト6・ミニロト)も一等当選者が二人いると配当金は半分に、三人いると三分の一になってしまうから。

なので、ネットでそういう儲け話が書いてありそうな広告を見かけても、なるべく気にしないようにしている。

あとは、もしかして詐欺まがいのものもあるかもしれないし、お金に困っている人間の個人情報を集める目的や、高額な情報商材を売りつけるというのもあるかもしれない。

もういちど原点に帰ってみると、なぜ重労働をしている人間がいるのか、なぜ劣悪な人間関係で疲弊していながらも働いている人間がいるのか、なぜブラック企業だと分かっていても我慢して働いている人間がいるのか……。

楽して儲かる話なんて、この世に存在しないということを分かっているからかもしれない。

もし、そういう話に乗っかってしまって騙されたという前に、楽して儲かる話なんて存在しないということを思い返してほしい。

ていうか、自分に言い聞かせている、なぜなら心のどこかでは楽して儲けたいという思いがあるかもしれないからである。

騙されたという前に、どれだけ自分の欲が深いかを見極めるのも必要かもしれない。





投稿:2021.12.10 金曜日

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