他人の言動に腹が立った時に思い出したい諺
他人の言動に腹が立ったときって、どうしても感情に振り回されちゃうってことがよくあるんだよね。
👀「ふ~ん、でも、そんなときこそ心を落ち着かせたほうがいいと思うけど……う~ん、例えば、諺とかに耳を傾けてみるのも、もしかしたら有効に働くかもしれないよ」
諺に耳を傾ける?……。
👀「そう、古くから伝えられてきた知恵の言葉は、感情の渦中で冷静さを取り戻す手助けになるんだよ、昔の人たちは同じような感情や状況を経験して、その中で生まれた知恵が諺に詰まっているんだ」
ふ~んそうなんだ、それで、どんな諺が効果があるの?。
👀「まず思い出したいのは『蓼食う虫も好き好き』という諺で、蓼(たで)という辛味のある草を好んで食べる虫もいるように、人の好みや考え方は千差万別であるという意味だよ、他人の言動が自分にとって不快でも、相手には相手なりの理由や考え方があるのかもしれないしね、この諺を思い出すことで『自分と違うからこそ腹が立つ』という視点から『自分と違うからこそ面白い』という新たな見方に転換することができるかもしれないしね」
う~ん、なんとなくは分かるけど、まずは先入観を払拭してからじゃないと視点を変えるのは難しいね。
👀「それは確かにそうだね、先入観があると、どうしても腹が立ちやすくなる、でも次に紹介する『人を呪わば穴二つ』という諺も心に留めておくべきだね、これは、他人に対する怒りや憎しみは最終的に自分自身にも悪影響を及ぼすという意味だよ、相手の行動に腹を立て、その感情に囚われてしまうと、自分自身の身も心も傷つけることになるんだ、怒りに任せて行動すれば、その結果を受けるのは自分自身なんだよ、この諺は、怒りが持つ破壊力を思い出させ、冷静な行動を促す戒めになるんだ」
うっ、なんか身に覚えがある……やっぱり、感情に振り回されると後で後悔することが多いからなぁ……。
👀「そうだよね、そういう経験ってあるよね、でも、その感情を上手にコントロールするためにもうひとつ、『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』という諺もあるよ、もし他人の言動に腹を立てた原因が、自分の誤解や知識不足から来ているのだとしたら、感情的になる前に、その真意を相手に尋ねてみるのもひとつの方法だね、ちょっと勇気がいるけど……でも誤解が解けることで、無駄な怒りや対立を避けられるかもしれない」
勘違いかぁ~、そういうこともあるかもしれないね、でも聞くのには勇気が必要だから、かなり難易度が高く感じるなぁ~。
👀「うん、確かにそうだね、自分の気持ちを抑えて相手に聞くのは勇気がいる、でも、それができるとお互いの理解が深まるんだよ、そして最後に『雨降って地固まる』という諺も心に留めておきたいね、争いや摩擦を経験することで、関係がより強固になる場合もあるんだ、他人の言動に腹を立てる瞬間は、実はその人との関係をより深めるための転機になる可能性もある、感情を乗り越えた先に、新たな理解や共感が生まれることもあるかもしれない」
あるかもしれないけど、ないかもしれないね、結局、相手次第な部分もあるし……。
👀「確かに、相手次第というのは否めないね、でも、まずは自分から変わろうとする姿勢が大切だと思うよ、怒りは自然な感情だけど、それに流されると後悔を生むことも多いからね、そんな時にこれらの諺を思い出すことで、少しでも心を落ち着け、賢明な対応を選べるようにしないとね、自分の感情を少し引いてみることができれば、意外と冷静になれると思うよ」
なるほどね、確かに自分の感情に支配されないようにするのは大事だね。
👀「そうだね、他人の言動が気になったときにこれらの諺を思い出せれば、感情に振り回されずに、やる気が湧いてくる人生を歩んでいけると思うよ」
イラスト:「イラストAC」ちょこぴよ
投稿:2021.6.10 木曜日