職務質問から車内検査をされたときの話し
この前、渡り鳥が飛来することで知られる沼の近くの駐車場で、車内でスマホを見ながら休憩していた時の話しなんだけど……。 👀「あっ、もしかしてトイレと自動販売機があるところだよね?」 そう、あれは午後五時ごろだったのかな、冬だから辺りはもう暗くなっていて、そろそろ帰ろうと思ったその矢先、パトカーが駐車場に入ってきたんだ。 👀「あれっ、前にそこで職務質問を受けたことがあるって話してたけど、またそうなったの?」 前回は免許証の提示と簡単なやり取りで済んだんだけど、今回はなぜか車内検査までされたんだよね。 👀「へぇ~、今までいろんなところで職務質問されたことは知っているけど、車内検査までされたのは今回が初めてなんじゃない」 そうなんだ、任意だってのは知っていたけど、別にやましいものを積んでるわけじゃないから応じることにしたんだ。 👀「まぁ、そうだね、拒否することで逆に怪しまれるのも面倒だしね」 トランクルームから始まって助手席に置いてあったバッグの中まで調べられたんだ、正直、だんだんと「疑われている」という感覚が悔しいというか、不快になってきたんだよね、なんか、冤罪で苦しむ人の気持ちが少し分かった気がして……。 👀「う~ん、疑われるって、確かに嫌な気分になるよね、それに、どこか寂しいような感じもあるし……」 さらに、なぜ職務質問をしたのかを尋ねてみると「駐車場の隅に車を停めていたから」という返答だった、なんだか腑に落ちない理由だなって思ったんだ。 👀「えっ、それだけで車内まで調べられたの?」 そうだったみたい……もちろん、警察が地域の治安を守るために行動しているのは理解できるけど、自分は何もやましいことはしていないし、車内にもそんなものはないから、見当違いなのに一生懸命に車内を調べている姿を見て、何とも言えない気分になったんだと思う。 👀「う〜ん……もしかしてその間に犯罪が発生して、本当に助けを求める人がいたかもしれないと思うと、なおさら複雑だよね」 そうなんだよ、これまでの職務質問でのことを思い出すと、目の前にいる人間がどういう人間なのか、ちょっとした会話で判断出来るほど経験豊富な警官だった気がするんだ、だからこれまでは車内を調べるまでには至らなかったと思うんだけど……今回は若い警官だった...