食肉加工工場で働いていた時に感じていた不満
食べるということは人間にとって生きていくためになくてはならない大切な事柄のひとつ。
そのため、食べ物に関する仕事は世の中に多く存在している。
自分も以前、食肉加工工場で働いていたことがある。
食肉加工工場とは、牛肉、豚肉、鶏肉を原料に加工し、商品化する工場である。
ハムやソーセージ、味付き肉、スライスしてパック詰めするだけのものなど、さまざまな商品が精造されていた。
ここでは、食肉加工工場で働こうとしている方に知ってほしい、自身の経験や感じたことをまとめてみた。
勤める会社の規模によって違いはあるかもしれないが、多くの工場で共通する部分があると感じている。
着替えるのが面倒
工場に入る前には、会社規定に従って作業着に着替えなければならない。
上下の作業着、長い帽子、毛髪混入防止ネット、マスク、長靴、手袋、そしてエプロンも必要である。
また、アクセサリーなどの小物は異物混入を防ぐためにロッカーに置いておく必要がある。
着替えが習慣化すれば気にならなくなるが、面倒に感じることもある。
仕事が忙しい
作業は単純なことの繰り返しだが、とても忙しく感じた。
早いスピードで動く機械を担当すると、ついていくので精一杯だった。
手作業も忙しかったけど、機械の操作も同様に忙しかった。
全てが忙しかったのを覚えている。
大きな会社で自動化が進んでおり、役割分担が明確であれば、忙しさも異なるかもしれないが、それでも大変さは残ると思う。
危険がいっぱい
食肉を加工する際には、切ったり、熱を加えたり、挽いたりするする作業がある。
包丁やスライサー、チョッパー、茹でる窯など、工場内には危険な道具や機械がたくさんある。
作業中はもちろん、機械の洗浄時にも気を抜くと簡単に怪我をしてしまうため、常に注意が必要だった。
衛生管理は厳しい
食品を扱うため、衛生管理は厳しく行われていた。
抜き打ちで細菌検査が行われるため、作業場所は常に清潔な状態を保たなければならない。
日常的に清掃を行い、衛生管理に務めていたため、検査で問題が発生することはなかったと思う💧……。
人間関係は複雑
どんな職場でも、人数が増えると人間関係は複雑になる。
マウントを取ろうとする人間、嘘をつく人間、仕事を怠ける人間など。
さまざまな人間がいる。
また、クレームや納期の問題でトラブルが発生し、責任者になると精神的な負担が大きくなる。
どの職場でも人間関係は難しい。
定期的な検便
法律や会社の衛生管理基準に基づき、工場では定期的に検便が実施される。
出したくても、出ない時もある……。
おすすめはできないかもしれない
働いていた時、作業量と責任に比べて給料は低いと感じていた。
覚えることも多く、大変だった……。
しかし、大手の会社で自動化が進んでおり、役割分担が明確であれば、状況は異なるかもしれない。
自分は体を壊し、心を病んで退職したため、食肉加工工場はおすすめすることはできない。
やりがいを感じることもある
食の安全という重要なことを学びながら仕事ができるため、やりがいを感じる人間がいるかもしれない。
過去の経験は、自分の解釈次第で良い思い出になるかも知れないが、もう一度働くように言われたら……自分は選ばないと思う。
投稿:2022.4.20 水曜日