依存の必要性とリスク
依存が人間にとって必要かどうかは、意見が分かれる問題だと思う。
依存とは、何かに頼らなければ生きていけない状態を指し、極端な場合にはギャンブル依存症やアルコール依存症のような病気なってしまうこともある。
子供の頃は親に依存しなければ生きていくのが難しいし、大人になると社会や仕事、お金や家族などに一定の依存をしていくようになると思う。
しかし、依存が過度になると問題が生じてしまうときもある。
例えば、会社に依存している人間がいるとする。
その人間達は仕事に不満を持ちながらも、会社にしがみつき、周囲に愚痴をこぼす。
転職や状況改善の努力をせず、ただ現状に不満を抱えてしまっている。
そして、周囲にも本人にも悪影響を与えてしまう存在になってしまう。
一方で、社会や家族、友人、ペットなどに依存することは、人間が生きるために必要な支えを提供しているとも感じている。
人間は本質的に弱い存在であり、何かに支えられて生きている。
依存対象を失ったときの不安から逃れるためには、自己を信じ、自立する力を養っていくことが重要なのかもしれない。
依存しないように生きていくことができれば、精神的に強くなり、自分自身を信じられるようになると思う。
そのためには、依存対象がなくなったときには潔く受け入れ、自己を新たな依存対象にすることが必要である。
投稿:2021.10.20 水曜日