人間関係は都合の良し悪し?

都合の文字




人間関係って……結局は“都合”でできてるんじゃないのかな?……って思うときがある。

そう思ったことがある人は、きっと少なくないはずである。

久しぶりに連絡が来たと思ったら、「引っ越し手伝って」「お金貸して」……用が済んだらまた音沙汰なし。

一度や二度ならまだしも、そんなことが何度も続くと、「自分って便利屋扱いされてない?」って、内心モヤモヤしてしまう。

「都合のいい人」扱いされて、嫌な思いをしたことのある人ほど、人間関係を信じられなくなる。

でも一方で、そんな関係を完全に断ち切れるかというと、それもまた難しい。

なぜなら、人間関係は「情」や「思いやり」だけでできているわけじゃないから。


都合のいい関係=悪い関係?

一見ネガティブに見える「都合のいい関係」だけど、ちょっと視点を変えてみると意味合いが変わってくる。

たとえば、「何かあったときに、真っ先に思い浮かべてもらえる存在」って、実はすごく大事。

それは「都合よく使われてる」のではなく、「必要とされている」ということでもある。

ブログでも同じ。

悩んだとき、疲れたとき、ふと立ち寄ってもらえるような場所になっていたら、それはある意味「都合よく思い出される場所」だ。

でも、そこに悪意なんてない。

むしろ、それこそが人とのつながりじゃないのかと思っている。

だから「都合でつながってる関係」は、すべてが悪いわけじゃない。

ただし、それが“一方的”になってしまったら話は別だ。


一方的に利用されてると感じたら

・こっちから連絡しないと何もない

・相談ばかりでこちらの話は聞いてくれない

・お願いを断ったとたん、態度が冷たくなる

こういうサインが続くとき、人は「自分ばかりが損してる」と感じ始める。

この「一方通行感覚」が続くと、関係そのものが疲れるものになる。

人間関係は、本来「お互いさま」で成り立っている。

「たまに頼る」「たまに頼られる」くらいの、ちょうどいい距離感こそが長続きの秘訣。

もしもどちらか一方だけが得をして、もう片方が我慢を強いられているとしたら、それはもう関係とは呼べない。


距離を置く勇気も必要

「都合よく扱われてるな」と感じたら、無理に付き合い続けなくていい。

一度距離を置いてみるだけで、相手の本音が見えてくることもある。

・距離を取ったら、向こうからは一切連絡が来なくなった

・逆に「最近どうしてる?」と気にかけてくれた

どちらに転ぶかで、その人との関係の“本当の姿”が浮かび上がる。


結局、人間関係はバランス

結論として、人間関係は「都合の良し悪し」で動いている部分が確かにある。

でもそれは悪いことばかりじゃなくて、お互いに“ちょうどよく都合が合ってる”とき、関係は一番うまくいっている。

必要なときに思い出してもらえる存在であること。

困ったときにふと頼れる相手がいること。

その「都合の良さ」は、決して軽くない。

大事なのは、どこかで自分の心がすり減っていないかに気づくこと。

「都合のいい人」で終わるか、「ちょうどいい関係」で続けるかは、自分の線引き次第だと思ってる。





投稿 2025.7.25 金曜日 

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