怒りを物にぶつけると自分に返ってくる
うわああああああぁ~~~。
👀「急に大声なんかだしてどうかしたの?」
ムカッ腹が立ったから怒りを発散させてるんだけど……。
👀「……いったい、なにがあったの?」
腹が立つときってのはだいたいが人間関係によるものだっていうのは昔っから決まっている、ていうか他に腹が立つことってなんかある。
👀「そ、それは何となく分かるけど、だからって真っ昼間から大声だすよりももっと違う方法があるんじゃないの」
あとは~~~物に当たるとかかな、でもやんない、いつだったか怒りが頂点に達して目の前にある物を思いっきり蹴とばしたことがあって、そしたら右足の親指の爪が剥がれちゃったんだ。
👀「つ、爪が剥がれるって、どんだけ思い切り蹴とばしたの」
剥がれるっていってもすぐに剥がれたんじゃなくて、しばらくは足の親指に真っ黒になった爪がくっついてたんだ。
👀「……」
靴下を履くのにも、靴を履くのにも、歩くのにも痛くてしょうがなかったけど、この後爪がどうなるか分からなかったから一応包帯を巻いてそのままにしていたんだ。
👀「病院には行かなかったんだね、ていうか病院嫌いだから行くわけないか」
真っ黒になった爪が伸びてくる感じもしなかったから、右足の爪は死んでしまっていてもう二度と爪は生えてこないと思って諦めていたんだ。
👀「ふ~ん」
でも、しばらくして痛みも消えたころ、なんだか親指がムズムズすると思ったら、なんと死んだ爪の下から押し上げるような格好で新しい爪が生えてきたんだ。
👀「へぇ~また生えてきたんだ」
それからしばらくしてから死んだ爪がペロってとれたんだ、そのとき、人間の再生能力は凄いなって思った。
👀「元どうりに戻ったんだから良かったね、これに懲りてもう二度と怒りを物にぶつけないようにしないと」
でも、我が人生では二回あるんだけど……。
👀「はぁ、そういえば学習能力ってのはなかったんだね」
でも二回目もちゃんと足の親指の爪は生えてきたんだ。
👀「う~ん、同じことしたんだから結果も同じだとは思うけどね」
何はともあれ一件落着。
👀「じゃないでしょ、腹が立ったからって物に八つ当たりしてたら痛い目を見るってことが分かったんだから、何か対策を考えないと」
もう対策済みである、腹が立って何かを蹴飛ばしても今は安全靴を履いているから右足の親指の爪が剥がれることは二度とないだろう。
👀「いや、なんか違う気がするけど」
いろいろな本を読んで怒りのコントロールの仕方を勉強したけど、そもそも知識ごときで人間の感情をコントロールするっていうのはおこがま気もするする。
👀「確かに、分かっていてもコントロールできないのが感情なのかもしれないしね」
怒りが湧いてくるということは、自分にとってその事柄を許してしまうと、いずれ自らの命にかかわる可能性が有るからだと思う。
👀「大げさだけど、そうなのかな、そうかもしれない……」
人間は命を脅かされる出来事がおきたとき闘争か逃走の二択をせまられる。
👀「えっなんか違う話になってない」
でも戦うときは戦わなくちゃいけない。
👀「いや、物に当たっている奴の言葉とは思えないんだけど」
役に立たなかったアンガーマネジメント
六秒我慢する➡二秒で足が動いていた
深呼吸する➡息を大きく吸ったのはいいが吐くと同時に足が前に出ていた
べき思考を辞める➡無理
投稿 2023.3.10 金曜日