時間は無情にも過ぎていく

無情にも過ぎ去っていく時間

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自らに与えられた時間はこの世に生まれた時から始まり、死ぬまで続く。

子供の頃はあんなに長く感じたのに、大人になるとあっという間に時間は過ぎていく。

それは、年を重ねるごとに早く感じてしまう。

楽しいことは一瞬で過ぎ去ってしまい、嫌なことは一瞬でやって来る。

と思ったら、それすらもいつの間にか過ぎ去って行ってしまう。

その時間というものは何なのか、ということを考えていた時期もあったが、それこそ時間の無駄だった。

何がどうなったとしても時間というものは無情にも過ぎ去っていくもの、人間ごときの力ではどうすることもできない。

もし、タイムマシンがあったとしたら、未来に行っても過去に行ってもたぶん、自分の欲を満たすためだけに使うと思う。

未来に行っては未来の情報を手に入れて、現在からの未来を自分の都合のいいように変えていく。

過去に行っては現在までの情報を過去の自分に教えて、過去から現在までを自分の都合のいいように変えていく。

思い通りの人生を手に入れることができそうだが、人間は満足できない生き物なので、もっと良くしようと考えてしまう。

そしてタイムマシンに乗りっぱなしで、それ自体が人生の目的になってしまう。

ある日気づくと思う、タイムマシンを使って自分の人生を変えてきただけで、自分が生まれた時から携わってきた自身の時間は何も変わらなかったと……。

いつまでも満足できなくて自らの残り時間が少なくなったとき、自分の人生はなんだったのか、となってしまうかもしれない。

でも、タイムマシンなんかないから潔く諦めて現状に満足できるように心掛ける。

そして、過去に悔やんでいる時間があるなら、その時間を限りある未来が有意義なものになることだけを考えるために使う。

過去なんて二度とやってこないのだから……。

時間は無情だということを心得て、これからの人生をやる気を出して大切に生きていくほうがいいと思う。

……ていうかそれしかない。


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イラスト イラストスター

投稿 2022.2.5 土曜日

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